手すり設置工事
今日は川越市内のお宅で
手すり設置工事を行いました。
手すり設置工事
階段の右壁には、階段を上る時に
使えるように、もともと手すりが
設置してありました。
今回、お施主様からのご依頼は、
階段を下りる時に使える手すりを
設置して欲しいとのことでした。
手すりの設置で重要になるのは、
利用される方の身体状況にあわせて
設置場所や高さを決めることです。
また、上り用と下り用の手すりと
では、当然床から高さが異なります
ので、お施主様と何度も相談して、
身体状況にあった位置を慎重に
決めさせていただきました。
設置前の打ち合せは念入りに!
工事の前にお施主様と何度も検証
して、今回の下り用の手すりは、
上り用の手すりよりも170mm程
高い位置に設置しました。
また既設の上り用手すりの径は、
32mmでした。
実際にそれを握ってみると、僕は
若干しなる感触が気になりました。
通常は32mmの径でも充分です。
ただ、お施主様の身体の状況では
階段を下りる時に体重をそのまま
手すりに預けることが想像できま
した。そうなると手すりにかかる
荷重は上りの時よりも格段に大きく
なります。
以上のことから、僕はひと廻り太い
35mm径のタモ材を選びました。
なお、入り隅側に取り付ける事を
考慮して、下地の補強板として
無垢の集成材を取り付けることに
しました。
「補強板+手すり棒」の見た目は、
病院や公共施設のような物々しさが
出てしまいますが、しなりや変な
ガタつきは一切ありませんでした。
これで安心して階段を下りて頂く
ことができると思いますし、少し
でも楽に生活して頂けるとうれしい
です。
ちなみに、
手すりの取り付けは簡単にできる
工事だけに設置前の検証と設置後の
フォローが大切だと僕は考えます。
業者によっては、利用者にあわせた
高さや下地も確認せず設置だけして
帰ってしまう場合もあるようです。
せっかく設置した手すりなのに、
効果がなかったということがない
ように信頼できる業者さんに依頼
されることをおすすめします。
いつもありがとうございます!
~ 一期一会 ~
関連した記事を読む
- 2022/04/15
- 2022/04/13
- 2021/10/12
- 2021/09/17