大家さんのための賃貸経営ブログ⑮
「うちのアパート(マンション)は、
駅からそんなに遠くないのに、
1階の部屋がなかなか決まら
ないんだよなー」
という悩みをお持ちの大家さん
はいらっしゃいませんでしょうか?
1階のお部屋は、上階からの
騒音や、セキュリティ上の観点
から、2階以上の部屋と比較する
となかなか決まりにくい傾向が
あります。
特に築年数の古い物件では、
1階の部屋が長いあいだ空室
になっているのをしばしば目に
します。
そんな1階の空室ですが、
駅から近い立地であれば、
意外な需要があることを
ご存知でしょうか?
それが今日ご説明する、
「SOHO賃貸」です。
小江戸不動産ではこのような
空室を「SOHO利用可」として
募集したことで、すぐに入居者
が決まったことがあります。
その事例の部屋は1LDKでしたが、
お部屋はそのままの状態でいじらず、
「SOHO利用可」という条件を追加
したら、2週間で入居者が決まりま
した。
それでは、
1Rや1Kの場合、部屋の面積が
小さかったり、3点ユニットが気に
なったりして、SOHO賃貸には
向かないのでしょうか。
そのような場合には、物件の構造
にもよりますが、2つの部屋を隔て
いる壁を取り除き、1部屋に改修
したり、3点ユニットを撤去して、
ステンレス製のキッチンを設置
したりして、SOHO仕様にリノベ
するのも一つの案だと考えます。
SOHO仕様にリノベすることで、
生活感を感じさせない空間に
することができます。そして、
もともと駅から近い好立地で、
1階部分というSOHO賃貸と
しては申し分ない物件になる
のです。
実は、小規模の事業者は、
まさに上記のような条件で
物件を探しております。
だから、
入居者は決まりやすくなりますし、
住居専用の時よりも高い賃料設定
も可能になるのです。
良いことばかりに思える
「SOHO賃貸」ですが、
注意したいこともあります。
それは、
利用される事業の業種と業態
をしっかり確認することです。
「SOHO利用可」といっても、
あくまで共同住宅の一部をSOHO
として利用できるだけなので、
不特定多数の人が出入りする
ような業種や業態は避けた方
がいいと思います。
不特定多数の人が敷地内を
出入りするようになると、住人は
不安になりますし、どうしても無用
なトラブルやクレームを招くもとに
なってしまうので、注意が必要です。
僕の経験では、完全予約制で
お客さんがくるようなサービス業や、
小売りのような業種に限定すると
やりやすいかと思います。
DTPデザイナーにも向いていると
思います。
いかがでしたでしょうか。
「うちの物件は立地は悪くないのに
最近1階部分の空室の目立つなあ」
と感じている大家さんは、
「SOHO利用可」や
「SOHO仕様のリノベ」
をして募集してみるのも
一つの手だと思います。
空室でお悩みの大家さんは、
お気軽にご相談ください。
いつもありがとうございます!
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