2016年04月14日
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建具のリフォーム(最終回)
過去2回に渡ってお伝えしてきた
建具リフォームのお話。
当初は塗装してきれいにしようと
考えてましたが、プリント合板を
張り替えることに変更しました。
過去2回の記事はこちらからどうぞ。
さて、材料を調達した僕は
小江戸不動産の事務所に戻った。
まず初めに傷んだ建具の面材
(プリント合板)を剥がすことから
作業を始めた。
道具はゲンノウとカワスキを使い、
バリバリと大きく剥がしていく。
枠と面材の隙間にカワスキを
入れてゲンノウで叩いていくと、
思いのほかきれいに剥がれた。
大雑把にプリント合板を剥がし
終えたら、枠を平滑にするために、
接着材や残ったバリをカワスキを
使って少しづつ剥がしていく。
カリカリ カリカリ、
カリカリ カリカリ。
カリカリ カリカリ、
カリカリ カリカリ。
・・・・・・・、
・・・・・・・・、
・・・・・・・。
建具2枚のバリを落とすのに、
小一時間ほどかかっただろうか。
根気よく剥がしたら
結構平滑に仕上がった。
続いて、
買ってきたプリント合板を
木工用ボンドで枠に張り付け、
隠し釘で留めつけた。
そして、タテ、ヨコのチリを
整えて、はみ出たプリント合板
をヤスリで平らにして形を整える。
自分が納得できる程度まで
形を整え終わったら、クランプで
抑えて養生する。
事務所の床に新聞紙を敷いて、
いきなり作業を始めたので、
他のスタッフは困惑していた。
2~3時間程木工用ボンドが
乾くのを待ち、クランプを外す。
この後、
隠し釘の頭(写真のピンク色の部分)を
取って、作業は無事に終了しました。
古ぼけていた建具(引き戸)が、
木目も美しい建具へと生まれ
変わりました。
費用は、2000円ちょっと。
そんなに難しい作業もないので、
皆様もぜひチャレンジしてみてください。
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