質問してみる!
お客さんや上司が、明らかに
間違った意見を言っている場合でも、
それに反論するのがためらわれる時
はありませんか?
相手の感情を無視した言い方を
すれば、正しい意見でも受け入れ
てもらえないばかりか、後々まで
しこりを残すこともあるので言葉を
選びますよね。
僕も相手の意見を否定しなければ
ならないような時は相当悩みますね。
ホントですよ(笑)
ちなみに、反論には以下のような
パターン(型)があるそうです。
①「確かにその通りです。
それだからこそ、こういう
考え方もできるのではない
でしょうか・・・・・・」
②「基本的には賛成なのですが
・・・・」
③「お言葉を返すようですが・・・」
④「一つ質問してもよろしい
でしょうか?・・・・」
4つのパターン(型)が出てきたので、
それぞれ考えてみたいと思います。
まず、
①の言い方は、上司やお客様の
意見をいったん尊重する姿勢を
みせてから自分の意見を述べる
言い方。僕も①のパターンを使う
ことが多いです。これは、相手の
意見をベースにおきながら、別の
面から検討を加えているという
印象を与えるので、感情的に反発
されることが少なくなります。
次は②。
②の反論の仕方はややストレート。
「反対意見がでてくるぞ!」
と相手を身構えさせてしまいます。
でも、敵対心は含んでいない言い方
なので、許容範囲だそうです。
僕は②もたまに使いますね。
③は相手がかなり上位の人で
あった場合に使われるので
しょうか。
一見丁寧な言葉に見えますが、
ちょっと敵対するニュアンスを
含んでいるので、半端な気持ち
では使えないですよね。
僕はほとんど使ったことがない
と思います(笑)
この中で、上司やお客さんに一番
受け入れられやすい言い方が
④だそうです。
ダイレクトな反対意見ではないので、
相手の自尊心やプライドを傷つける
ことはありません。
「一つ質問していいですか?
こういう場合はどのようにすれば
いいのでしょうか?」
と質問形式にすると、相手は自分
の意見に対して自問自答すること
になります。
「そうか、そういうこともあるわけだ。
これは根本的に考え直さなければ
いけないな」
と相手は自分の意見を客観的に
見つめ直し、自発的に修正する
ことができます。
そして、部下の意見に耳を傾ける
気持ちの余裕も出てきます。
僕は意識したことはないのですが、
④を使って話を前に進めることも
ありました。
でも、個人的には④の方法は正直
回りくどいような気もしていたので
すがそんなこともないんですね。
ここは改めたいですね!
また、
うちの場合は、小さな会社なので、
スタッフも社長もなくフラットな組織
です。
だから自由に意見を言えるのは
いいのですが、会議などで、
「ちょっと違うんじゃないかな?」
という意見が出てきても、みんな
何事もなかったかのようにスルー
することが多いんですよね(涙)
で、残念ながら、
そういう小さな認識のズレが、
後々大きな失敗につながって
しまうケースが多いんです(泣)
それではいけないので、
今度からは、しっかり質問して
相手に意見を考えてもらうように
したいと思います!
今回引用したのは、
なぜ、この「ひと言」で
コミュニケーションが上手く
いくようになるのか?
「ことば」の心理テクニック
富田隆氏(監修)
(タイトルが長いですね!)
この本の内容にとらわれる必要
はないと思いますが、マナーとし
て知っておいて損はないような
ことがけっこう出てきます。
リアクションに悩むときには、
参考になりそうです。
古い本ですが、良書だと思います。
(おしまい)
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