本音で生きる
初めて著者の本を読みました。
本音で生きる
(一秒も後悔しない強い生き方)
著者 堀江貴文
テレビで見る著者堀江貴文さん
の印象は、ちょっと高圧的な
イメージがあったのですが、
本書を読んでみると、それ相応
の努力と考え方という根拠が
あってこその言動だったんだな
と思うようになりました。
自分とは住む世界が違い過ぎて
参考になることなんてないかもと
思ってましたが、読後、
「言い訳をしない」潔い生き方や、
「一秒も後悔しない強い生き方」
は共感できて、素直にすごいなと
思いました。
以下に心に残った文章を
残しておきます。
ここから本文
================
▼どうしたら本音で生きられるよう
になるのか。僕は次のことが大事
ではないかと思っている。
1.言い訳をしないこと
2.バランスを取ろうとしないこと
3.「自意識」と「プライド」を捨てること
▼僕は職場の関係は「セミドライ」な
関係がいいと思っている。
仕事として相手には尽くすけれど、
互いに寄りかからない距離が一番
いい。
▼物事というのは推進しようという
意志を持った決定者がいなければ
一歩も進まない
▼馴れ合うために与えるのではなく、
目的を持ったもの同士が目的を達成
するために与え合うのだ
▼寄りかかってばかりの人達の中には、
自分が一方的に受け取ろうとして、
自分からは何も人に与えようとしない
人もいる。
▼「お互いの価値観が異なっている
ことがわかる」というのは、とても大事
なことだ。なんとなくわかったふりを
して終わるのと、たとえ自分の価値観
と違っていてもしっかり相手の意見を
聞くのとではどちらが「相手のことを
知る」ことになるだろうか。
▼だから僕は対談だけでなく、
ソーシャルメディアでも積極的に
人とぶつかりあおうとしている。
それは、その人が嫌いだからだとか、
人格を否定するためではない。
違う意見を持ったもの同士が
ぶつかることで、新しい発見が
あるからだ。
▼We agree to disagree
僕達は分かり合えないことが
分かり合えた
▼周囲の「空気」や同調圧力など気に
してもしょうがない。同調圧力をかけて
くる奴らは気持ち悪いが、それを気に
して同調するのも同じくらいに気持ち
が悪い。
▼日本人は幼い頃から「何かをする
ためにはお金が必要だから、地道に
貯金をしておきましょう」とすり込まれ
て育つ。貯金することがまるで美徳の
ように語られるが、裏を返せば、
お金がなければ何もできないという
意識がすり込まれているということ
でもある。
▼お金は、信用という複雑な存在を、
単純な数値に落とし込んだツールで
ある。信用の一側面ではあるものの、
信用そのものではない。何度も言うが、
大事なのは信用であって、お金では
ないのだ。だからまず貯めるべきは
お金ではなく信用ということになる。
▼才能なんて、やってみないと自分
にあるかないかなんてわからないの
ではないだろうか。やりもしないで
「自分には才能がない」と言って
最初から諦めてしまう人がどれだけ
いることか。
▼才能も資質も、それを持っている
かどうかなんて、やってみたあとで
わかるものだ。やる前から「自分に
は才能ない」「資質がない」なんて、
全くの勘違いだ。
▼もっとも、僕はそもそも「やり方」
なんてものはなくて、すべてが
「トライアンドエラー」なのだと思って
いる。結局、やり方とかセンスでは
なく「トライアンドエラーをどれだけ
続けるか」ということだと思うのだ。
▼言い訳だけしていて、人生を変え
たくないのなら、ずっとそうしていても
いいだろう。本当に、暇な人ほど
「できない理由」ばかり挙げて、
何もしないままでいる。しかし、
うまくいく人は、「やるか」「やらないか」
それだけなのだ。
▼些細なことでよいから、常に小さな
チャレンジを行い、少しづつ少しづつ
成功体験を重ねていく。なんでも
うまくこなせる人間と比較して落ち込む
のは無意味なことだ。
ここで比べるべきは、過去の自分。
自分の成長を実感できれば、それが
自信になる。諦めずに成功体験を
重ねていけば、ある日突然大きく成長
する時が必ずやってくるはずだ。
▼一章のキーワード
「できない理由」を探して
いいことあるのか?
▼まずバランスを維持したまま新しい
ことなどできるわけがない。現状を
変えることなく、物事のいいとこどり
しようというのは不可能というものだ。
▼心躍る体験を味わおうとすれば、
そのために費やす時間も必要になるし、
失敗のリスクもある。物事はすべて
トレードオフであり、例外はない。
▼エキサイティングな人生を送るとは、
何かを犠牲にして、何かに没頭する
ことなのだ。
「今の自分を変えたくない」が、
「ちょっとしたコツ」で、
「エキサイティングな人生を送りたい」
なんて、虫のいい話なのだ。
本当にやりたいことがあるのなら、
バランスなんて取らなくていい。
極端でいいのだ。
▼なぜバランスをとろうとする人が多い
のか。それは、今の安定を手放すこと
を恐れているのだろう。だが、みんな
薄々と気づきはじめているのではない
だろうか。この世に、安定した仕事や
人間関係など存在しないということに。
▼大企業であっても倒産してリストラ
されてしまうリスクは高まっている。
ずるずると会社勤めを続けていて、
40代、50代になってからクビを
切られるのは本当に悲惨だ。
リスクを取らなかったこと自体が、
そのままリスクになってしまう典型的
な例といえる。
▼安定を求めることはリスクだ。
その場に留まり続けることは、
同じ状態でい続けることではなく、
劣化していくということなのだ。
▼これまでの常識を疑うことなく
受け入れていると、
「〇〇でなければならならない」という
思い込みから抜けられなくなってしまう。
その挙句「バランス」をとることに必死に
なり、やりたいことも中途半端になり、
体も壊してしまったりする。そんな思い
込みにとらわれない方がいい。
▼高度経済成長期に人手不足に
悩んだ企業が、長期雇用で労働者
を囲いもうとし、それがいつの間にか
終身雇用として定着していった。
終身雇用など数十年程度の慣行に
過ぎないが、誰もが終身雇用を
当たり前だと思うようになってしまった。
▼2章のキーワード
やりたいことがあるなら、極端でいい
▼実際にあなたのことを注目して
いる人はそうはいない。多くの人は
自分以外のことになんの関心もない
のだ。
▼プライドはなくなった方がみんな
に愛される。確実にとっつきやすく
なって人が寄ってくる。
▼プライドのないバカが一番強い。
▼特別優秀でなくても、いい加減な
仕事をしていても、しっかりビジネスを
回している人がいる。バカでもビジネス
をうまく回せると聞くと驚く人もいるだろう。
しかし、自分がバカだと思うなら、利口な
人間にアウトソーシングすればいいだけ
の話だ。「自分がバカ」であることを
知っていれば、わからないことがあったら
なんの躊躇もなく人に聞くことができる。
自分に知識がないことを恥じる変な
プライドがないから、逆に利口な人を
使ってすばやく動くことができる。
一方、中途半端に小利口な人間は、
不得意なことまで全部自分で頑張って
やろうとしてしまう。しかし、利口な人の
仕事に勝てないから、大変な思いをする
だけで、あまり成果はあがらないという
状況になる。自分がバカであることを
知っている人は、強いのだ。
▼ノリのいい奴には、あちこちから声が
かかるようになり、加速度的にいろんな
体験ができるようになっていくのだ。
▼つまるところ、「小利口」が一番よくない。
あれこれとまことしやかに考えて、結局
動けずにいる。きちんと考えられるなら
まだしも、その多くの考えは、自分の
「プライド」を守るための言い訳だったり
する。そんなことを考えるくらいなら、
ノリで動いた方がよっぽどいい。
▼実現可能性をまず考えて尻込み
するような人間は、リスクを取らない
こと自体が最大のリスクだということ
に気づいていない。
▼3章のキーワード
小利口が一番よくない
▼場所から場所への移動時間は必ず
しも無駄とは限らない。移動中に別の
ことができる環境、ツールさえ整えて
おけば、生産性を高める貴重な時間
に変わる。
▼コアバリューに絞れば、やるべき
ことだけやればいい環境ができる
▼たいていの人は得意でないことまで
無理に自分でやろうとして、パンクして
しまっている。あるいは、自分の持って
いるスキルや資格にこだわりすぎて、
それに関係した仕事は全部自分で
やらなければいけないと思い込んで
いる。自分がすべき本当の仕事、
自分の持つ「コアバリュー」が
見えなくなっているのだ。
▼企画力があるとか、売る力があるとか、
話すのは得意とか、自分のコアバリュー
となりうるものは、誰でも何かしら持って
いると思う。しかし、1人で何もかもやろう
とすると、自分にしかできないことを、
どんどんそぎ落としてしまうことになる。
それこそ、人生の無駄遣いではない
だろうか。
▼情報は覚えるな。情報は取り入れたら、
そのまま忘れてしまって構わないのだ。
それでは、情報を取り入れる意味がない
かもしれないと思われるだろうが、
本人が忘れたつもりでも重要な情報は
脳の片隅にちゃんと残っている。
大切なことだけがちゃんと残るものなのだ。
▼情報をインプットし、アウトプットし、
「考えること」を繰り返す。ボーッとする
のではなく、自分の時間を思考で埋めて
いくと、ある瞬間に解決策やアイディアが
ふっと浮かぶようになる。自分の脳を情報
と思考で埋めれば、どうでもいいことで
悩んでいる暇などなくなってしまうはずだ。
▼4章のキーワード
やりたいことは、”今”やれ
▼やりたいことを見つけて、
ノリとフィーリングでチャレンジするだけ。
▼ビジネスの基本はもらったお金以上
の価値を相手に提供すること。
▼5章のキーワード
必要なのはノリとやる気だ
▼この世の中で最も貴重な資源は
時間だ。
▼僕がやっていることはあまり
にシンプルで、特別なことは何も
やっていない。努力の積み重ね
でしかない。
ここまで本文
================
いやあ、全部すごく響きましたね(笑)
特に、
”結局、うまいやり方とかセンスではなく、
「トライアンドエラーをどれだけ続けるか」
ということだと思う”
まさに今の自分のようです(笑)
また、本文中には、
「この人厳しいこと言うなあ」と思う
表現も多々ありましたが、それこそが
本音で生きている著者ならではの
表現であり、一秒も後悔しない強い
生き方への意思表示なんですね。
ここに書いてあることを全てこなして
いるとしたら、ホリエモンは超人だな
と思いました(笑)
ちなみに、僕は本を読むのが遅い
のですが、キーワードを書き留め
ながら読んでも、2時間程度で読め
ました。
なので、忙しい方でも手早く読めて、
頭をスッキリできるのでおすすめです。
僕もつい自分ばかりが忙しいと思い
がちですが、著者の話を読むと
まだまだ足りていないですね(笑)
反省して、もっと頑張ります(笑)
ありがとうございます!
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