見れた?見られた?
読売新聞を読んでいると、
文化庁が21日に発表した、
2015年度「国語に関する
世論調査」という記事があり、
「見れた」や「出れる」などの
「ら抜き言葉」を使う人の割合が、
「見られた」や「出られる」を使う
人の割合を上回ったと報じて
いました。
1995年度の調査開始以来、
「ら抜き言葉」を使う人の割合が
多くなったのは今回が初めてだ
そうです。
調査の内容は以下のようなもの。
▼初日の出が「見られた」と「見れた」
のどちらを使用するか尋ねたところ、
「見れた」と回答したのが48.4%
「見られた」と回答したのが44.6%
でした。
同様に、
▼早く「出れる」か「出られる」は、
「出れる」が 45.1%
「出られる」が 44.3%
一方で、
◇「来られますか?」は45.4%、
「来れますか?」は44.1%、
◇「食べられない」は60.8%、
「食べれない」は32.0%
◇「考えられない」は88.6%
「考えれない」は7.8%
これらはいずれも、「ら」を入れた
表現を使う人が多かったそうです。
この調査が始まったのは1995年。
その頃僕はまだ学生でしたが、
当時は、
「若者の言葉の乱れ」
とか、
「日本語が乱れている」
と言われ、
『ら抜き言葉』を使うと注意されて
いたと思います。
なので、僕が前述の質問を答える
ならば、全てに「ら」が入りますし、
ブログを書く時も「ら」抜きにならない
ように多少は気を付けてます(汗)
この記事の後半で、調査結果を
受けた文化庁のコメントが興味
深いです。
文化庁によると、
「『ら抜き』言葉の方が受け身や
尊敬ではなくて、”可能”の表現
であると的確に伝わるのでは
ないか。多くの人が使い、耳に
慣れることで、さらに使う人が
増えていくと考えている」
そして、
「現在はどちらが正しいとは
言えない」
と分析しているところ。
この分析を読んで、僕は
「言葉も生きているんだなあ」
と時代の流れを感じるとともに、
「でもやっぱり『ら抜き』言葉は
おかしいでしょ?」
と考えている自分がいました。
頭が固いのでしょうね(笑)
編集手帳にはテレビから聞こえる
SMAPの歌が。
♪ あれからぼくたちは、
何かを信じてこれたかなぁ・・♪
「夜空ノムコウ」
どういうわけか、この「ら抜き」は
しっくりくるのが不思議ですね(笑)
今日もありがとうございます!
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