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2017年02月22日
ブログ

大家さんのための賃貸経営ブログ⑲


宅地建物取引士証の更新で、

法定講習を受けてきました。


宅地建物取引士 法定講習


法定講習は、なるほどなあと思う

事例や耳がいたくなるような内容

まで、非常に参考になるものでした。


小江戸不動産でも、管理を委託して

頂いている大家さんと一緒になって

考えなければならないかなあと思う

事例もありましたね。



たとえば入居差別問題も他人事

ではなさそうです。


外国人入居拒否損害賠償請求事件


以下は、平成18年に実際にあった

外国人入居拒否に関する損害賠償

請求事件の判決です。

(平成18年1月24日神戸地裁尾崎

支部判決、同10月5日大阪高裁)


その概要は、在日韓国人夫婦が

韓国籍を理由に家主から入居

拒否されたことによって起こった

損害賠償請求です。


この事件について裁判所は、

「韓国籍であることを入居拒否

の理由としており差別にあたる」

として家主に対して、22万円の

損害賠償等の支払いを命じて

おります。


この事件では宅建業者に対しても

損害賠償請求がなされました。

これに対しては裁判所は、

「宅建業者は契約成立のために

家主の説得を試みている」と認定し、

「誠実に業務を遂行した」として、

棄却しております。


また、この事件の控訴審において、

大阪高裁は、

「賃貸借契約の拒否は国籍をひとつ

の理由とするもので、憲法第14条

第1項の趣旨に反する不合理な差別

であり、社会的に許容される限度

を超える違法なものというべきで

ある。」と判示して一審判決を追認

したそうです。


日本に入国する外国人は平成26年で1415万人で過去最高


日本に訪れる外国人の数は年々増加

しております。

平成26年調べで、1415万人の外国人

が日本に訪れているそうです。


ここ小江戸川越でも外国人観光客の

数は増えた印象があります。


また観光客だけでなく、

コンビニエンスストアやファミレス、

建設現場などで働く外国人も多く

見かけるようになりました。


前述の神戸地裁と大阪高裁の判決

は他人事ではなさそうですね。


小江戸不動産でも外国籍の方と賃貸

借契約をしたことがあります。


実際に物件を探してみると、大家さん

によっては入居の許可をいただけない

物件も少なくなかったと記憶してます。


確かにゴミ出しのマナーや騒音問題

など、入居者同士のトラブルを避け

たいと考える大家さんの気持ちも

分かります。


前述の判例では、

「家主の説得を試みた」

ということで不動産会社への

請求は棄却されていますが、

僕はそんなに単純な問題では

ないのかなあと思います。


「外国人入居者=マナーが悪い」

というイメージを持たれがちですが、

実際には入居前にしっかりとゴミ出し

や騒音に関する説明を行い、物件に

ポスターを掲示するなどするだけでも

トラブルはずいぶん減るものです。



空室で苦しむ大家さんがいる一方で、

相続税対策で新築共同住宅がどんどん

供給され続けているという悲しい現状

があるなかで、僕たち宅建業者が大家

さんを啓蒙していくことも大事な仕事

なのかもしれないなあと感じました。




いつもありがとうございます!



~ 一期一会 ~

小江戸不動産
レコライフ株式会社
大谷 大輔
2級建築士・賃貸不動産経営管理士
宅地建物取引士・空室対策アドバイザー


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