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2016年03月11日
ブログ

居室の採光

 

前回のブログで建築基準法上の居室

には、ある一定の条件があることを

お伝えいたしました。

 

今回は、居室としての条件の1つで

ある採光について少し考えてみたい

と思います。

 

 

まずは、

建築基準法第28条,令19・20

の採光の必要な居室と、開口部に

必要な採光有効面積について

みてみましょう。

そもそもすべての居室について、

採光のための開口部を設け

なければならないのではなく、

以下に掲げる居室のみに適用

される規定になります。

 

①「住宅」の「居室」のうち、

居住のために使用されるもの。

⇒1/7

 

②幼稚園・小学校・中学校・

高等学校・中等教育学校の教室、

保育所の保健室。

⇒1/5

 

③病院、診療所の病室、寄宿舎の

寝室、児童福祉施設の寝室など。

⇒1/7

 

④大学、専修学校等の教室、

病院・診療所・児童福祉施設等の

居室のうち入居者の談話・娯楽で

使用されるもの。

⇒1/10

 

それぞれの居室の開口部に必要な

採光有効面積は、上記居室の

床面積に、⇒以下の割合をかけた

面積以上とする。(令19条3項)

 

 

 

(※注)

ただし、地階の居室や、温湿度調整

を必要とする作業室・暗室のように、

用途上やむを得ない居室は除きます。

 

ここで、具体的に採光有効面積を

考えてみましょう。

 

Q:床面積 7㎡の住宅の寝室

  に必要な採光有効面積は

  何㎡以上か?

 

もうお分かりですよね?

 

寝室は、前述の表の①住宅の居室

のうち、居住のために使用されるもの

に当てはまりますので、1/7以上が

必要になります。

 

従って、

 

7㎡(床面積)x1/7(割合)=1㎡

 

となり、1㎡以上の採光有効面積が

必要となるわけです。

 

 

このように、僕たち建築士は、

建物の種類や、どのような目的で使用

されるかを確認して、その部屋に必要

となる採光有効面積等を考えながら、

間取りやリノベプラン等を提案し、

その空間を利用する方々が快適に

過ごせるように心がけて設計

しているのです。

 

 

如何でしたでしょうか?

 

採光有効面積は意外と簡単に計算

できるので、ご自分の部屋に当て

はめて考えてみると、より理解が

深まりますので試してみてください。

 

 

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